オーダースーツ
ディティール&オプション

ラペル

ジャケットの襟型には、オーソドックなノッチドラペルやピークドラペルの他、セミノッチやフィッシュマウスなど様々な襟型があります。襟幅やゴージの高さは、最も時流を反映するポイントです。
(上襟と下襟をつなぐ線のことを「ゴージライン」と呼びます。この線を高めにするか低めにするかは、時流やスタイルを考慮します。)

ラベル
ラベル

外ポケットのデザイン

ジャケットの外ポケットにもさまざまな使用があります。通常は水平とする腰ポケットに傾斜をつけたスランテッドポケットや、チェンジポケット、アウトポケットなどがあります。胸ポケットも同様に、通常は水平箱型とするところを、舟形のバルカポケットとすることもできます。スーツの基本スタイルに合わせた仕様を選ぶことがポイントです。

外ポケットのデザイン
外ポケットのデザイン
外ポケットのデザイン

袖口の仕様

上着の袖口は、ボタンの種類を選べるのは当然のことながら、他にも開閉の有無を選択することができます。実際に開閉できる仕様を本切羽と呼び開閉させない仕様を仮切羽と呼びます。また、オーダーならではのこだわりとして、袖ボタンを重ね付けするキッスボタンとこばれる仕様も選択可能です。

袖口の仕様
袖口の仕様
袖口の仕様

内ポケットの数と位置
オーダースーツでは、用途によって内ポケットの数や位置が選択できるようになっています。型崩れを防ぐため、スーツのジャケットには物を入れないとするのが基本ながら、携帯電話や手帳、名刺やペンなど、用途に合わせた大小さまざまなポケットの仕様が用意されています。実用性を考慮してお選びください。
内ポケットの数と位置
内ポケットの数と位置
内ポケットの数と位置

裏 地

ジャケットの裏を彩る裏地は、表地の色や柄に合わせて選ぶことをお勧めします。表地と同系色の裏地を選ぶのが無難ですが、ときには鮮やかな反対色を選んで遊んでみるのもよいでしょう。素材も様々なものが用意されていますので、季節によっても選び方が変わってきます。また裏地を施す仕様にも、全面に施す総裏仕様や、背中の半分から下を抜いた背抜きと呼ばれる仕様があります。

裏地
裏地
裏地

ボタン
スーツには、前ボタンの配列を一列としたシングルスーツと、二列にしたダブルスーツとがあります。シングルの場合は、ボタン数を2つか3つにするのが一般的で、ダブルの場合は、6ボタン4つ掛けとするのが無難です。また、そうした数に加えて、ボタンの素材や色なども選べますので、生地の素材や模様などに合わせて選んでみるのも楽しみの一つになります。
ボタン

パンツ

パンツの仕様には、主にタック数、ポケットの形、裾の折り返しの有無、などが選択できます。タック数は尻廻りのゆとりに影響してくる部分でもあり、その数が多くなるほどゆとりの量が大きくなります。ポケットは、前傾型のスランテッドポケットに、傾斜のつかないボーチカルスリットポケット、さらにはノープリーツの場合は、ジーンズのようなクレセントシェープポケットなどを選ぶことができます。

パンツ
パンツ
パンツ
パンツ

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